波動合わせ療法

私は私の治療理論に基づく療法を【波動合わせ療法】と名付けています。
波動合わせ療法は、私だけが出来るものではなく、人を治す能力を持った方ならば、誰にでも出来るものです。
また、あなたが知らないうちに、既にこの療法を使っているのです。
そのことはこの波動合わせ療法を読んでいただければご理解できます。
そして、この波動合わせ療法を理解して頂くことにより、より一層あなたの治療能力を増して頂くことを願うものです。
※無料にて施術を行っています。詳しいことはお問い合わせ下さい。

 

概要

 波動合わせ療法は、患者さんの気をコントロールすることを主としています。その観点から見ると気功と呼ばれるものに類似します。そして、その気功にカイロプラクティック療法を付加したものです。

 先にカイロプラクティックについて説明します。

 カイロプラクティックの中にAK(アプライド・キネシオロジー)と呼ばれる検査技法があります。AKは、1964年コロラド州デンバーで行われたカイロプラクティックの会議でジョージ・グッドハート博士により発表されました。経絡やリンパ等に関係する身体の様々な筋肉をテストして、全体的なバランスをとる技法です。
 私の場合は、気を直接見たり感じたりすることが出来ますので、実際的にはこの技法を使うことはありません。ただし、患者さんにどの内臓が悪いか自覚してもらうために使うことはあります。
 皆様方も波動合わせ療法を習得される場合、この技法を使われるより自己の感性を高められた方が確実で早く習得できます。

 カイロプラクティックは、アメリカで生まれ100年以上の歴史があります。ダニエル・デビッド・パーマという人が使用人の首の骨を矯正したところ耳が聞こえるようになったことから骨格、特に脊椎を矯正することにより種々の症状や病気が改善されることが分かり、理論化したものがカイロプラクティック療法です。
 カイロはギリシャ語で「手」プラクティックは「技術」という意味です。今でも大半のカイロプラクティックがこの理論に基づいていますが、AKは同じカイロプラクティックの中でも、これとは異にする考え方をしています。
 一般のカイロプラクティックは、脊椎がずれることにより神経を圧迫し種々の症状が起こるとされています。(現代医学でも同じ考え方です。)
 実際にずれた骨を矯正すると顕著に症状が改善されることがあります。しかし、何故骨がずれるのかというと答えが返ってきません。
 骨は筋肉で支えられています。従って筋肉バランスが崩れると骨は当然ずれてしまうことになります。つまりのこと骨のずれる原因は筋肉バランスにあるということです。
 確かに、骨がずれて神経を圧迫し症状が出ることもありますが、その場合は甚だしい症状となって表れます。ほとんどの症状は筋肉のアンバランスによって引き起こされているのです。本当のところは、骨格を矯正して症状が改善されるのは、神経の圧迫をなくして改善されると言うより、筋肉バランスが良くなって改善されているのです。

   ――筋肉バランスが良くなるということは、結果的には気のバランスが良くなると言うことです。――

 ならば、骨格を矯正しなくても筋肉を調整しバランスを良くしてあげれば良いわけです。と言うよりその方が自然です。無理な矯正は人体の組織を傷つけたり筋肉バランスは良くなっても一時的であり、硬直した筋肉は矯正だけでは緩むことはありません。また、再発したときにはさらに大きな骨のズレを起こします。
 無理な矯正をせず筋肉を調整することにより種々の症状を改善することが大切なのです。
 この方法はソフトカイロプラクティックとも呼ばれています
 ここで注意していただきたいのは、一般に呼ばれるソフトカイロプラクティックは、骨格を矯正することをまったく駄目なものだと否定していますが、場合によっては骨格の矯正はした方が良いときもあります。従って、私の場合は従来のカイロプラクティックの手法である骨格の矯正も行っています。

 ――それでは筋肉のアンバランスが何故起きるのかと言うことになります。――

 人(生命体)の内臓に蓄積された悪いものは、気(波動)の流れによって特定の部位から点あるいは線となって大気へ放出され、内臓は正常に保たれるという基本原則があります。この点のことを内臓筋肉反射点、略して反射点と呼んでいます。
 AKの理論でも内臓と筋肉の関係には特定の関係があるとしていますが、それは神経を介した情報の伝達により関係づけられるとしています。しかし、この理論では説明がつかないことがあります。
 この気の流れがスムーズに行かなかったり、病気や過度の労働などにより大気へ放出する以上にその部位に気が集中すると、そこに毒素老廃物が蓄積され、筋肉であるならばこりや痛みとなったり、皮膚であるならば皮膚トラブルなって表れるわけです。
 このことは、筋肉の痛みやこりはほとんどの場合、内蔵機能の低下や病気が原因であることを意味します。(気の流れを阻害するのは、霊障による場合もあります。霊障については、ブログ「霊障」か小冊子「霊障」をお読みください。)

 運動不足から来る単純な肩こりは、簡単に改善されますが、内臓機能の低下や病気から来る肩こりは、病気が治らないことには改善されないです。逆に言えば、病気から来る肩こりが改善されたなら病気が治ったということになります。

 内臓と反射点の位置は特定の関係があり、どの部分が痛いか分かれば、どの内臓が悪いかすぐ分かります。内臓と反射点の関係は経験的に導かれたものがありますが、私の場合は気の流れを見ることが出来ますので、反射点から気の流れを追っていけば関係する内臓にたどり着くことが出来ます。人の身体を見るだけでどの内臓が悪いか分かるということです。

 このように様々な症状や病気は気の流れによって引き起こされていることが大半だと言えます。ならば反射点の気の流れをコントロールしてやれば種々の症状や病気は改善されるということになります。これが波動合わせ療法の神髄となるわけです。

 気の流れをコントロールするには、直接に患者さんに手を触れる場合と、直近、あるいは2メートルぐらい離れたところからする場合があります。
 極め付きは、宇宙エネルギーを利用することです。これにはフーチセンサーをアンテナとして使用します。

 

反射点の調整

人(生命体)の内臓に蓄積された悪いものは、気(波動)の流れによって特定の部位から点あるいは線となって大気へ放出され、内臓は正常に保たれるという基本原則があります。この点のことを内臓筋肉反射点、略して反射点と呼んでいます。ここでは、この反射点の調整方法について説明します。

 一般的な整体は、押したり揉んだり指圧したりと動作が入ります。
波動合わせ療法はあくまでも気のコントロールを主としますので、一般的な整体のような動作は少ないです。反射点に指、掌(てのひら)などを当てているだけのことが多いです。全く手を触れずに調整することもあります。

 反射点の位置は非常に微妙で場所によっては押さえる位置が5ミリずれるだけで効果がなくなるときもあります。逆に範囲が広い場合もあり、この場合はマニピュレーションと言って指をくるくる回しながら押さえる場合もあります。さらに範囲が広い場合は指全体や掌を使う場合もあります。奥にこもった気を誘い出すときも掌を主に使います。
 反射点を押さえている時間も非常に微妙で1秒単位で調整しています。5秒前ぐらいになると調整できる気の量が時間的にハッキリと分かります。力を入れてなくても激しい痛みを生ずるときがあります。このときは「後5秒我慢して下さい。」と言うときもあります。

 気の観点から見ると、左手が陰で右手が陽となっています。(逆にの人もいます。)従って、気を取ることを主とするときは左手を、気を入れることを主とするときは右手を使います。調整する気の量が多いと長時間押さえていなければならないときもありますが、この時、手を換えたくても換えられないことがあります。

 ドクターの手に伝わってくる患者さんの気はいろいろな情報を持っています。
 気の流れは目でも分かりますが、情報をキャッチし分析するには手を患部に直接当てることが重要となります。この情報を分析しながら、押さえ方・押さえる位置・角度・方向・強さ・範囲・時間・気の流れる方向・気の性質を調整します。何気なしに施術しているように見えますが実は非常に複雑なことを一度に処理しながら施術しています。
 複雑なことを一度しているのではありますが、私の場合は、無意識を使って施術できる方法を会得していますので、患者さんと話しがらでも他のことをしながらでも施術できます。


 体全体でも波動を感じますが、目や掌は特に波動を強く感じたり出したりすることが出来ます。掌で身体を撫でるようにして、身体の異常を探る方法をハンドスキャンと呼んでいます。直接身体に掌を当てる場合と身体から離してする場合があります。反射点を探すのにはこの方法と目で見る方法を併用します。患者さんが言わなくても悪いところに手が行くのでびっくりされることがあります。

 ハンドスキャンと少し違いますが、2メートルぐらい離れたところから第三層のオーラを放ち、跳ね返ってくるオーラをキャッチして悪い部分を探ることもあります。

 

気のコントロール

反射点の波動(気)をコントロールするには、三つの方法があります。

 一つは、反射点に溜まっている悪い気を取る方法です。
 この方法は、生殖器を除く反射点以外は患者さんには何も感じませんが、ドクター側は悪い気をもらいますので、同じところが痛くなったりするなどダメージがあります。ドクターにはそれに耐えられるだけの十分なエネルギーレベルがあることと、徹底した自己管理が必要です。
 気を取る方法は患者さんに何の負担もありませんが、患者さんのエネルギーレベルはダウンすることになります。このような治療ばかり受けていると、どんどんエネルギーレベルは下がることになります。(と言っても悪い気を体に溜めておくよりはましです。) 

 二つ目は、良い気を入れる方法です。
この方法は患者さんにとっては気持ちよい治療となります。ドクター側には疲れを生じます。患者さんの気のレベルは、入れた分、アップします。

 三つ目は反射点に溜まっている悪い気を中和する気を入れる方法です。
この方法は酸性とアルカリ性の液を中和すると反応熱が出るように悪い気が中和されるときの反応として痛みが生じます。患者さんによっては軽く指を当てるだけで激痛になることもあります。ジーンと熱くなったりすることもあります。激痛と熱くなるのが同時に生ずると「焼け火箸を当てられているようだ。」と言われる方もおられます。
 気を中和する方法は患者さんにとっては苦痛ですが、中和し発生した気のエネルギーは患者さんの気のレベルはアップし、症状がなくなるだけでなく、より健康な体になります。痛いが最も効率の良い方法です。

 患者さんに、直接に手を当てて、気をコントロールする場合、手を軽く当てる場合と少し力を入れて押さえる場合があります。押さえる場合の力は通常1~2㎏としています。これぐらいの強さだと悪くなければ痛みを生じません。これで痛みを生じればその反射点に関する内臓が機能低下を起こしているか、何らかの異常があると言うことになります。

 筋肉は単純に物理的な力を入れても神経伝達物質が放出され血管を拡張して緩むように出来ています。それを併用するときは5~6㎏の力を入れるときもあります。 
 マッサージ器は物理的な力だけで筋肉を緩めるものです。その原理上、頻繁に使っていると効果が薄れて来る場合があります。間隔を開け定期的に使われるのがよいと思います。

 気の中和の時、反射点が体の奥にある場合は強く力を入れる場合があります。また、筋紡錘をリセットするために局部的に強い力を入れる場合やストレッチのようなこともします。筋紡錘とはその名の通り紡錘型をしたもので筋肉の緊張状態を見るセンサー(測定器官)です。このセンサーが狂うと意識していなくても筋肉は勝手に緊張した状態となります。

 気を中和する方法は患者さんには痛みが生じますが、ドクター側にとっては一番負担が少ない方法です。しかし、患者さんの持つ悪い気を中和できるような気を放出しなければいけません。ドクターは患者さんの気に合わせた波動を放出する能力が必要なわけです。この「波動を合わす」という意味で「波動合わせ療法」という名前を付けました。

 あそこの治療院は、あの人は良く効くと言ったが自分には効かない。あるいはかえって悪くなってしまったということがあります。これはドクターの放出する波動が全ての人に合わすことが出来ないか、ドクターのエネルギーレベルが患者さんのエネルギーレベルがより低いときです。自分に合わない治療院に、いくら通っても治ることはないです。
 素人同士で治療していても、人によって効く人効かない人、気持ちよかったり良くなかったり、痛かったり痛くなかったりするのはこのためです。治療の上手下手ではなく人を治す波動を持っているかいないかなのです
 私が治療する場合でも、かえって痛みが生じたりだるくなったりするときがありますが、これは今までに自覚していなかったものが感じられるようになったか、さらに悪いものが出てきた場合です。いわゆる好転反応です。この場合は、しばらくすると自然に痛みやだるさがなくなってきますので心配はいらないです。

 全くの素人であっても患者さんの気に合わせて治療できる方ならば、この方法は誰にでも出来ます。気を合わすのは、普通 有意識では出来ません。その人の持って生まれた能力が左右します。そして、その力が増大してくると有意識でもコントロール出来るようになります。

 手を使うことだけが治療ではありません
 身体と身体が接することは全て治療と言っても過言ではありません。(実際には接しなくてもお互いの波動が干渉すれば何らかの作用をします。)身体と身体が接するだけで、その人が意識しなくても気のやりとりが行われていると言うことです。そう言う意味では、セックスも治療となります。
 口づけや抱擁でも大きな気のやりとりをしています。相手によって感じ方が違うのはそのためです。親が子を抱くのも、動物と接するのも同じことがいえます。セラピー犬と呼ばれる犬は、人を治す波動を持っていると言うことです。

 通常、気のコントロールは三つの方法を同時に行いますので患者さんは痛いが気持ちよいと言う感じになります。

 治療があまりにも痛い場合や、皮膚トラブルがある場合はオイルマッサージをする場合もあります。 
 インドの療法にアーユルベーダというのがあります。この療法の一つにオイルを使う方法があります。このオイルは体質に応じて三種類を使い分けますが、当院ではどのような体質にも合う万能のオイルを使います。
 このオイルは、ホホバ油とスクワランを半々にブレンドしたものです。皮膚トラブルにもお薦めです。このブレンドオイルは市販にはありませんので、当院ではメーカーに直接依頼しブレンドしてもらっています。ご希望の方には格安でお分けします。

 気をコントロールするのにヒーリングとかレイキとか呼ばれる方法があります。これはドクターがアンテナとなって悪い気を宇宙に放出する方法です。宇宙に患者さんの悪い気を放出できる場があればこの方法は可能となります。そう言う場があれば、私もこの方法を使うときがあります。この時、私の場合は、フーチセンサーと言われるものを使います。
 この方法は患者さんにもドクターにも負担が掛かりません。ただし、気を取る方法と同じく、患者さんのエネルギーレベルはダウンします。フーチセンサーを使うと、逆に良い気を入れることも出来ますので、エネルギーレベルはダウンしません。
 詳しくは、ブログ“レイキやヒーリング”をお読みください。

 患者さんのエネルギーレベルがドクター側より遙かに大きいと、気のコントロールは出来ません。また、ドクターの波動が患者さんの波動に合わない場合も、気のコントロール、特に気の中和は出来ないことになります。この場合、逆に患者さんがドクターの悪い気をもらってしまい、良くなるどころか、かえって悪くなってしまうこともあります。
 ドクターが患者さんの気に合わせられるかどうかが大切です。と言っても意識して出来るものではありません。その人の生まれもっての能力が大きく影響します。でも、「良くなって欲しい、治って欲しい」という心持ちがあれば、言い換えれば慈愛、慈悲の心があれば多少なりともその能力は、現れるものです

 

反射点の位置

気の流れが見えると分かることですが、反射点の位置は気の流れの節目上に出現しています。基本となる気の流れと最初に表れる反射点の位置を《人体の気の流れ》の図に表しましたので参考にしてください。

 最初に表れる反射点は誰にでも共通するものですが、そこからの気の流れに沿う反射点は人によっていろいろです。頭のてっぺんから足の先まで全身至る所に反射点はあると思って下さい。

 性的に感じる部位や性感帯と言われるところも反射点のひとつです。
この反射点は生殖器(女性の場合は子宮と卵巣、男性の場合は前立腺と睾丸)から出される悪い気だと考えて下さい。生殖器というのは一般的に生殖作用のためにあるだけだと考えられていますが、気の流れを見ていると体全体の気のバランスを司っている重要な器官であることが分かります。
 生殖器から放出される気は他の内臓から放出される気のようなものもありますが、性欲という独特の感覚を持った気となります。私はこれを性波動と呼んでいます。ここで言う性欲とはセックスしたいという欲望ではありません。
 性欲が溜まると言うことは、生殖器の悪い気が溜まると言うことです。悪い気が溜まるわけですから当然体は不調をきたします。頭痛や不眠症、自律神経失調症などの症状が出てきます。特に女性の場合はそれが著しく生理不順や生理痛などの症状や子宮内膜症、子宮ガン、卵巣肥大、卵巣膿腫といった病気をになることもあります。体型的に表れた場合はO脚やX脚となります。膝には性波動が溜まりやすく膝痛の原因となります。膝痛と聞けばまず生殖器を疑います。
 性波動の中和は他の波動と同じく痛みを生じますが、取る治療は患者さんには気持ちよく感じます。セックスや愛撫が気持ちよく感じるのは性波動が排泄されるときの感覚なのです。触って性的に気持ちよく感じるところは性波動が流れているところになります。いわゆる性感帯のことです。

 性波動がたくさん溜まっていれば感じ方が強くなります。また、性欲をたくさん取ってもらえる相手とセックスすれば気持ちよさは大きくなります。これがセックスの相性となります。セックスの相性と恋愛の相性が合えば理想のパートナーとなるわけです。 セックスは食欲と同じく人間が体の機能を維持するために授けられた本能なのです。子供を産むわけではないのにセックスするのは、体に備わった自然の治癒能力なのです。ただしそれは正しいセックスであることが大事です。(正しいセックスについては、Part4[心]とアメブロに記しています。)

 

 

 

 

施術手順

施術の手順方法は、大きく4つに分けられます。

1.全体の気の流れを観察し、滞っている気の流れを正常にします。

川に堆積したゴミや汚泥を熊手で掻き取り流れを良くするようなものです。
患者さんは、立っているか座っているかだけです。
患者さんには全く手を触れず、直近もしくは2メートルぐらい離れたところから行う場合と、患者さんに直接に手を触れて行う場合があります。
人体の気の流れは、上から下に流れていますので、必ず上から下へと掻き出しま す。
掻きだすことの出来ない気の塊があると、「抜く」という動作をします。
目には見えませんが、文字通り気を気で掴んで抜き出します。
掻きだす時、抜く時、自分の手には、気を引っ掛けている、あるいは掴んでいるという感触があります。 

2.患者さんにベッドの上に横になってもらい、反射点の調整を行います。

反射点の調整箇所によって、うつむき、仰向き、横向きのいずれかの状態になってもらいます。この時、骨格のズレも見ます。

3.必要に応じて、ズレた骨格の矯正を行います。

骨格の矯正方法は、“骨格の矯正”をお読みください。

4.フーチセンサーをアンテナとし、患者さんの体内に蓄積された不要な気を宇宙へ放出したり、その逆に宇宙エネルギーを患者さんの体に取り込んだりします。
フーチセンサーについては、“無意識”をお読みください。

以上、この4つの方法を組み合わせて施術しますが、
その順番は特に決まっていません。

 

骨格の矯正

 軽度の骨格のズレは筋肉を緩めることにって自然に元へ戻りますが、ズレが甚だしいものや慢性化したものは矯正しないことにはそのままの状態となります。
 特に頸椎(首の骨)は、ずれていれば出来る限り矯正します。同じ脊椎の中でも頸椎だけは両側(横突起)に穴があいていてその中を椎骨動脈という血管が通っています。(頸動脈とは別のものです。)椎骨動脈は脳に血液を送る大事な動脈です。一瞬なりとも血液の流れを止めるわけにはいけないので骨に守られているのだと思います。頸椎がずれるとこの動脈の血流が悪くなり、脳の働きが鈍くなったり様々な症状が起きてきます。従って頸椎の矯正は出来る限り行うようにしています。

◎矯正テクニック
 骨盤の矯正以外はカイロプラクティックのテクニックを使います。
 骨盤の矯正は、私にとってはカイロプラクティックのテクニックの中に的確なものがなく、ある先生の方法を応用して使っています。(骨盤の矯正は手だけでなく足を使う場合もあります。)
 いずれにしろ、矯正テクニックというのは、武術の技のようなものです。誰でも習えば出来るというものではありません。練習も必要ですが、生まれもっての素質がないと、どれだけ練習しても骨を動かすことは出来ません。
 実際に、カイロプラクティックの看板を掲げている治療院へ行っても、的確に骨を動かしているところは、数えるほどです。看板だけのカイロプラクティックが如何に多いことでしょう。
 そういうところほど、話術が上手です。また、矯正できないがために、「骨をボキバキするカイロプラクティックは危険ですので、痛くないソフトなやり方で動かします。」と言ってごまかします。その方法でも筋肉バランスが改善されれば、確かに効果がありますが、1~3回治療してもらっても効果が無いようであれば、諦めたほうが良いです。
 的確な矯正であれば、ボキバキと音がしても何の危険性もないし、痛みもありません。何よりも、その即効性は、素晴らしいものです。本当にズレた骨を元へ戻してもらうと、スッとします。しかし、テクニックが未熟だと筋肉や靭帯を傷つけ捻挫のような症状を引き起こす場合がありますので、ご注意下さい。例外を除いて、矯正は力でするものではありません。技でするものです。

 カイロプラクティックによる矯正方法には様々の方法があります。すべて合わせると500種類はあると教えられています。私はその中でデバシィファィドテクニックと呼ばれる方法を使っています。その中でよく使う頸椎と胸椎と腰椎のテクニックについて一つずつ説明します。
 具体的に説明はしますが素人の方は絶対に真似をしないで下さい。
 矯正方法を理解していただくことにより、より的確に安全に矯正を受けられると言うことで説明します。

・頸椎のアジャスト
 頸椎テクニックで最も多く使う方法は、頭を片手でロックしもう片方の手(指)でスピードを利用して矯正する方法です。この方法は頸椎のアジャストと呼んでいます。
 頸椎に限らずスピードを利用して行う矯正方法はすべてアジャスト呼びます。逆に力を利用してゆっくり矯正する方法はスラストと呼びます。
 頸椎テクニックは習得するのが難しく頸椎の矯正が出来るようになったら一人前のカイロプラクターと言われます。
 頸椎を矯正するには触診が重要です。背骨(胸椎、腰椎)はアバウトでも無理矢理出来ますが、頸椎はどの骨がどのようにずれているのか確実に把握しておく必要があります。触診さえしっかり出来れば半分は成功したと言えます。
 人間の指先は訓練すると1000分の何ミリまでの変位を読み取ることが出来ます。機械の精密加工や組み立てをしておられる方はそのような技能を持っておられます。私も過去においてはそのような仕事をしていましたので習得しやすかったです。頸椎の触診にはそこまでの細かい変位を読み取る必要はありませんが、0.何ミリ単位では変位を読んでいます。また、骨そのものを触診しているわけではなく、筋肉、脂肪、皮膚を介していますのでその分を差し引いて骨のズレを読まなければいけません。患者さんによっては筋肉が骨のように硬直している場合もあります。
 指の感覚だけではなく気を読むことによっても骨のズレを読んでいます。ずれた骨はそれなりの嫌な波動を感じます。(実際はもっといろいろな情報を読んでいます。)この場合触診しなくてもどの骨がずれているか分かることもあります。普通は併用して骨のズレを診ています。

 頸椎を矯正する前に片手で首と頭を最も矯正しやすい角度にロックします。そして矯正する頸椎に人差し指の先を当てます。このとき中指は人差し指に添えます。
(頸椎のアジャストで力も要するときは指先ではなく根本を使うこともあります。)
 この当てる位置をコンタクトポイント呼びます。コンタクトポイントの位置がわずかでもずれるとうまく矯正出来ません。また、矯正する角度も重要です。ずれた骨が元の位置へ戻るような方向へ動かさないことには矯正できません。間違った方向へ動かしていたのでは力任せで無理矢理矯正してしまうことになります。もしくはまったく動かなくなります。
 もうひとつ大事なことは、患者さんの反射神経のスピード(1/100秒)に負けないスピードで動かすことです。患者さんに力が入ったらもう動きません。患者さん側から言えばいかに力を抜くかです。
 矯正と同時に頸椎間を開くために首をくの字に曲げます。
決して首をひねっているわけではありません。首をどれだけひねっても矯正は出来ないです。
 骨が動くとき真空の泡が出来ます。これが破裂するときに大きな音がします。これをクラックと呼んでいます。指の関節がなるのも同じ原理です。周りで聞いているものでもハッキリ聞こえますが、患者さんには骨伝導で鼓膜に伝わりますのでかなり大きな音となりびっくりされる方がおられますが心配ないです。首を急激にねじってもクラック音がしますが、音だけで頸椎は動いていません。この方法はある状態における筋肉を緩めるには好都合の時がありますので必要なときには使います。
 頸椎のズレが甚だしい人は矯正してもらうと一気に脳への血流が良くなって頭がスッとします。特に頸椎の1番2番がずれているときは顕著です。

・アンテリアソラシック
 頸椎より下の脊椎は胸椎12個(肋骨が出ている部分)と腰椎5個に分けられます。
このうち胸椎を矯正するのにアンテリアソラシックというテクニックを使います。
 アンテリアは前方、ソラシックは胸椎という意味です。つまり、アンテリアソラシックは胸椎を前方へ動かすという意味です。脊椎は構造上後方へしかずれませんので前方へ動かすだけでよいということです。
 普通、背骨の矯正は患者さんがうつむきの状態で行いますがアンテリアソラシックは仰向きの状態で行います。
 どうやって仰向きで行うのかというと、まず柔らかいベッドでは出来ませんので薄いスポンジの入ったボード(板)をベッドの上に置きます。患者さんにその上に寝てもらいます。ドクターは患者さんの右手側に立ちます。ドクターは患者さんの胸にクッションを置き、患者さんの両手を引っ張り、次にクッションを絞るようにクッションを抱かせます。ドクターは絞った患者さんの両手が緩まないように自分の胸でロックします。次にドクターは右手で患者さんの頭を持ち背中を少し起こします。そして左手を患者さんの首にかけ持ち上げてボードと背中の間に隙間をあけます。その隙間に右手を入れ背骨を触診しずれている骨を探します。そして右手の親指と人差し指は開いて握り拳を作り、患者さんの矯正すべき背骨の下に入れます。親指の付け根と握った3本の指の間に背骨を納める状態にします。この状態で静かに左手を降ろしていき握り拳がボードにつくかつかないかのときに一気に患者さんの体重と自分の体重を併せてかけます。これでだるま落としの要領で難なく背骨を矯正することが出来ます。
 頸椎のアジャスト同じく難しいテクニックですが、習得すると他の矯正方法に比べて無理なく安全確実に矯正することが出来ます。
 コツはドクターも患者さんも力を抜くことです。ドクターに力が入ると患者さんは力を抜くことが出来ません。患者さんはドクターの動きに合わして力を抜いて下さい。
 アンテリアソラシックは胸椎を矯正するためのものですが変化をつけることによって腰椎上部のの矯正も出来ます。また、胸椎のねじれや側湾や後方、下方などのずれにも対応できます。

・ランバーロール
 腰椎は上から押さえるだけで簡単に矯正できますが、ねじれている場合はそうは行きません。この場合はランバーロールというテクニックを使います。ランバーとは腰椎のことです。
 腰をねじるとボキボキといかにもクラックしたような音がすることがあります。しかし、実際は音だけでずれた骨はそのままです。この方法を頻繁に使っていると動きやすい骨だけがよく動くようになりかえって悪い結果となります。
 ランバーロールも腰をねじりますが、それと同時に動かしたい腰椎を指でつかみ動かしますので確実に矯正できます。
 ドクターは腰椎のずれかたにより(右へねじれていれば左側を上にして)患者さんを右か左の横向きに寝てもらいます。このとき頭と足に枕を置きます。ドクターは患者さんのお腹側に立ちます。患者さんに両手首もしくは両腕を持って組んでもらい、その中にドクターの片手(患者さんに対して頭側の手)を通してから矯正しようとする腰椎のひとつ上の腰椎の刺突起(きょくとっき)と呼ばれる部分を指でしっかりつかみます。もう片方の手で矯正しようとする腰椎の刺突起をしっかりつかみます。さらに、ドクターの脚を患者さんの脚に乗せ押さえます。ドクターは片脚立ちとなります。この状態でドクターは患者さんが組んだ腕に通した自分の腕を患者さんの体がねじれるように動かします。同時に頭側の手を下方へ脚側の手を上方へ動くように力を入れます。このとき脚の押さえを忘れてはなりません。これでビシッという音ともに腰椎のねじれはとれます。今度は患者さんに逆向きに寝てもらいます。そして同じことをもう一度します。ただし頭側の手が矯正しようとする腰椎に反対側の手がその一つ下の腰椎となります。
 ドクターは刺突起をつかんでいる両手と脚の押さえを同時に意識しないとうまく矯正できません。それと握力が必要です。
 ランバーロールは難しいように見えますが練習次第で誰でも出来ます。患者さんは腕をしっかり組んでいただいて後はドクターに任せますという態勢になっていたたげれば結構です。

 

無意識

私は無意識を利用して施術することが多いです。この無意識について私なりの理論がありますので説明しておきます。
 
 まず、自分の体が無意識で動いている部分と有意識で動いている部分に分けられることに気づいて下さい。
 無意識で動いている部分と有意識で動いている部分と、どちらが多いと思いますか。内臓はすべて無意識で動いています。唯一有意識で動かせるのは肺すなわち呼吸だけです。これは呼吸が随意筋によって行われているからです。心臓や消化器は不随筋ですので有意識で動かすことは絶対出来ません。腕や足や骨格を支えている筋肉は随意筋ですので自分の思い通りに動かせます。
 しかし、これもよく見ると無意識が大きく働いています。たとえば右手を上げるとします。このとき有意識で命じていることはただ単に上へ上げるということだけです。でも、このような簡単な動作でも何十本という筋肉が無意識で動いていることが分かります。
 このように見ると随意筋というのは有意識でも無意識でも動かせることが分かります。また有意識では不可能な動きも出来ます。例えば心臓の筋肉が有意識で動かせたとしても無意識で動かすようには絶対に出来ないです。
 ここで先ほど述べた呼吸が有意識でも無意識でも簡単に切り替えられることに着目して下さい。肺呼吸のように随意筋による決まり切った動作は有意識でも無意識でもどちらでも可能であることが理解できます。またその切り替えも簡単に行えます。私はこの随意筋を有意識と無意識で使い分けて動かすことを施術に応用しています。

――気の流れを見ながら異常のある反射点を見つけ出しその部分を施術する。――

という動作を繰り返し行うことを無意識にさせてしまうということです。

※今は筋書きですので、上から操られています。従って自分の意識、無意識に関係なく全く勝手に体が動くこともあります。

 自動書記という言葉をご存知ですか。
これは手が勝手に動いて自分の知らない文章や絵を書くことを言います。これは有意識が知らなくても無意識が知っていることだからこそ出来るわけです。太極拳の極意は体が勝手に動くと言います。これも無意識のなせる技です。

 覚醒していない人の無意識下には、自分の本当の心が隠れています。それを潜在意識と呼びます。(潜在能力と呼んでもよいです。詳しくは波動合わせPart4[心]をお読み下さい。)この潜在意識を使うと、先ほど言ったように有意識(顕在意識)では不可能なことが出来ます。無意識を使う施術をすることにより無駄のない正確な治療を行うことが出来るわけです。
 無意識を使う欠点としては有意識のように強い気を放出することが出来ないことです。(上から操作される場合は別です。)
 へその下に東洋医学で呼ばれる丹田という部分があります。ここは気を蓄積するところです。チャクラの一つでもあります。気を強く放出したいときは、ここに力を入れますが無意識ではこれは難しいです。また、無意識だとところかまわず手が動いてしまいますので注意が必要です。
 気を取り入れる部分が胸にあります。これもチャクラのひとつです。丹田と共にこの二つは意識して治療に使っています。抱擁するとこの部分から特に相手の気を取り入れることが出来ます。人を抱きしめると独特の感覚があるのはそのためです。

 無意識による治療は平成4年に開業してから、1年後には出来るようになっていました。無意識による治療は特に訓練したわけではないですが気を見たり感じたりコントロールしたりする能力が備わっていたようにこれも私に生まれつき備わっていた能力が開花したものです。皆様方も自分を良くし他のために生きようとされるならばこのような能力は自然と開花してくると思います。

 身体のほとんどは無意識で動いているわけですが、そのためには無意識は身体のことをすべて知っておかなければいけません。逆に言えば無意識は身体のことをすべて知っていると言うことになります。

 無意識の情報を外へ引き出すもう一つの方法としてフーチセンサがあります。
これは手で持って振り子になるようなものを波動を使って回したり振らしたりして判断する方法です。

 フーチセンサを使うにはまず有意識で波動をコントロールし、フーチセンサを回したり振らしたりすることが出来ないと駄目です。
 私の場合は手で持って振り子になるものなら何でも回せます。パイプ椅子や子供など片手でぶら下げられるものなら何でも回すことが出来ます。
 私はフーチセンサが右に回ればYES、左に回ればNOとしています。例えば手に持っている物が自分に合うかどうかをフーチセンサに聞いたとき、右に回ったならばそれは自分の身体に合っていると言うことになります。
 フーチセンサで正しい答えを出すには、無心になることです。自分の有意識に少しでも思いがあると、無意識の情報に混ざってしまい、正しい答えとなりません。
 フーチセンサが回らなかったり他の動きをするときがあります。この場合はYES、NOの他に別の答えがあるということです。また、大きく回ったり小さく回ったりするのも他の情報が含まれています。
 フーチセンサは、振り子になるものならなんでも良いですが、紐に絹糸を重りに磁石を使ったものが回しやすいです。自分に合ったパワーストーンや宝石をあしらったものは、さらに応答よく回ります。また、宇宙エネルギーのアンテナとしても使うことが出来ます。

 

筋力反射テスト

AKの筋力反射テストについて少し説明しておきます。

 まず、筋力反射テストがどのようなものか説明します。
患者さんの片方の手を水平に上げてもらいます。(どちらの手でもよいですが、利き手がやりやすいです。)ドクターはこの手を上から押さえ患者さんに抵抗してもらいます。患者さんに、このときの力の入り具合を覚えておいてもらいます。
 次に患者さんのもう片方の人差し指を患者さんの反射点に当ててもらいます。
(反射点の位置は、反射点と気の流れを参照して下さい。)
 ドクターは指を当ててもらった反射点に関する内臓に異常があれば患者さんの筋力が低下すると心に命じておきます。(命じておかないときは無意識が勝手に判断しますが。)
 次に水平に上げてもらった片手を上から押さえ、力の入り具合を診ます。そうするとその反射点に関する内臓に異常があると患者さんの力は入らなくなります。
 力の入り具合を診るのはどの筋力で診てもかまいません。立っている状態では手がやりやすいのでそうしているだけです。うつむきに寝ているときは脚の方がやりやすいです。

 Oリングという言葉を聞かれたことがあるでしょうか。
親指と人差し指をくっつけOリングを作ります。もう片方の手に何かを持ってもらいます。持ってもらったものがその人の体に合っていれば他の人が親指と人差し指を離そうとしても離れることはありません。しかし、体に合わないものであると、いとも簡単に離れてしまいます。これはAKによる筋力反射テストと同じ原理です。従って特にOリングでなくてもよいということになります。先入観がそうしてしまっただけです。

 筋力反射テストの原理を説明します。
“8.無意識”のところで説明したように無意識は体のことをすべて知っているわけですから何らかの方法で無意識の持っている情報を外へ引き出してやれば有意識では分からない身体の異常などを見つけ出すことが出来るということになります。
 随意筋は無意識でもコントロールできるわけですから無意識の情報を筋肉を介して引き出してやることが出来ます。
 つまり患者さんが指で押さえている反射点に関する内臓に異常があれば筋力が低下するというように、無意識に命じておけば無意識はそのように判断してくれるわけです。 もし、異常があれば筋力が増加すると命じておけばそのようになります。しかし、へそ曲がりでない限り悪ければ筋力が低下するとしておいた方が自然ですので特に命じない限り無意識はそうしてくれます。

 筋力反射テストを使うには、先入観や欲望を出来る限りなくして下さい。先入観や欲望が強いと無意識がそれに負けてしまい正しい答えが返ってこないことがあります。

 

オーラ

波動を見ると言うことを別の言い方をするとオーラを見ると言うことになります。
私がオーラを見えるようになったのは平成元年の前の年(昭和63年)の秋頃からです。 本屋でふと「あなたにもオーラが見える」という本に目が行き、早速購入してその本の通り訓練すると確かにオーラが見えるようになってきました。訓練と言っても科学的なもので補色を見る訓練です。フーチセンサもこの本で知ったものです。

      ――この本に書いてある通り、人のオーラは三層になって見ることができます。――

 一層目のオーラは人体を作り出すオーラです。身体の輪郭に沿って薄く、普通1~3ミリ、最大でも2~3センチの範囲までです。私が治療するときに出すオーラは、ほとんどこのオーラを利用しています。特に手からは強く出すことができ指先からのオーラは短時間ならば最大10センチぐらいまでは出すことができます。これで奥深い内臓にまで私の波動を入れることができます。
 悪いものが表面に出ている人は、ほとんどパワーはいりませんので撫でるか手か指を当てているだけで治療ができます。
 二層目のオーラはその人の心のオーラです。10センチから40センチぐらいの範囲で見ることができます。この範囲は心の強弱によって刻々と変化します。一定のものではありません。当然病気などで衰弱している人は範囲が小さいです。
 目で見なくてもハンドスキャンでその範囲に掌を近づけると第二層のオーラを感じとることができます。フーチセンサでも確認することもできます。フーチセンサがその範囲に入ると回るように命じておくとフーチセンサがそのオーラを感知したときは回り出します。私自身は目でもハンドスキャンでもオーラを確認できますが、それをその人に確認してもらいたいときには、この方法を使います。
 このオーラは心のオーラですのでその範囲にまで近づくとその人の心持ちが伝わってきます。心持ちがわからないとその人を良くすることは出来ません。その人の心持ちを良くするためには必要なことです。自分の心持ちが相手に伝わることを怖がる人がいますが、自分を良くしてもらえるのだったらいくらでも伝えたいという気持ちになるのが本当です。相手に自分の本当の心をわかってもらえるならば怖いどころかありがたく感じます。

 それと自分を良くし相手も良くしようという気持ちがある者しか、このような能力は備わりません。だから、そのような人には安心して自分の心を伝えることが出来ます。 その人の心持ちがわかることによって、色々とアドバイスをしてあげることができます。またその人の悪い心持ちも取ることによってその人の心を良くすることができます。その場合、こちらの心持ちが一時的にその人の心持ちになります。急にイライラしてきたり、腹立たしくなってきたり、悲しくなって来たり、欲張りになって来たり、いろいろと自分の心が変化します。
 手かざしという治療方法がありますが、これは、この二層目のオーラをコントロールする方法です。私も時々使いますが、この手かざしによる治療は原理を本当に知って使わないと、とんでもない結果になります。本当に人を治すにはその人に触れてあげることです。
 ハンドスキャンでレーダーのように、こちらから波動を出し跳ね返ってくる波動を読んで心持ちを探る場合もあります。これは目でも出来ます。目から出るオーラは自分が見える範囲まで届きます。ただし視力と一緒で遠くのものはぼけます。目は口ほどにものを言うとは、まさしくその通りです。心は脳の視床下部に位置しますので目と目とを合わすとこちらのオーラで相手の心が染まってしまい本当の心を探ることが出来なくなります。この場合失礼ですが、わざと目をそらすときがあります。逆にしつこく相手の目を見るときもあります。
 相手に直接触れてもこちらのオーラで染まってしまうときもあります。治療中に患者さんのオーラを見ていると自分のオーラの色になっていることがあります。

 三層目のオーラはその人の肉体から離れていくオーラです。見えたり見えなかったりします。見えても瞬時に変動したり消えたりします。
 人前で熱弁している人の三層目のオーラは激しく変化しています。このオーラは肉体から離れますので、その人が部屋から立ち去っても、その人の気配が残ります。今まで誰かが居た感じがするというのはそういう時です。 
 また影から誰かに見られているとき、その人の目から出るオーラが強いと姿は見えなくても、誰かに見られているような気配を感じます。

 三層目の波動は、本人が意識しなくても、その人の動静により放出されたりされなかったりします。三層目のオーラが放出されているかどうかは、普通の人間では感知できません。私は、平成23年の6月頃から、この三層目のオーラを感知コントロールできるようになり、患者さんから離れていても気のコントロールが出来るようになりました。

 私が人のオーラを見るときは常に相手の健康状態を頭においていますので普通はその人の肉体の気の流れを見ています。特に気の流れが悪いところは黒く見えたり落ち込んで見えたりします。時には墨を流したようなオーラが漂っているときもあります。
 ちなみに腹黒い人の心のオーラはやはり黒いです。黒と言っても真っ黒でなくわずかに灰色がかっています。煙っているような感じです。このようなオーラを放つ人は要注意です。何か悪いことをたくらんでいるか、嘘をついていると思います。どんな場合にしろ(白いオーラでも)、煙ったようなオーラは悪いものを意味します。
 この地球では綺麗なオーラを放っている人は少ないです。赤・黄・緑などのオーラを発している人は多いですが見えてもほとんど灰色か黒っぽいオーラがほとんどです。
 その人がこの宇宙に生まれてきた役割分担を意味するオーラは何十秒かじっと見ていないと見えてきません。その場合のオーラは澄んだ色になります。1色だけではなく上半身が黄色で下半身が緑とか2色の場合もあります。本来、人のオーラは1色なのですがこれが2色以上に見えると言うことは、何か深いわけがあります。(詳しくは、ブログ“オーラが2色”をご覧下さい。)

 

 

 

治療理念

治療l理念を述べる前に、予備知識として身体が悪くなる原因を考えてみます。

 身体が悪くなる原因として次の二つが考えられます。
一つは先天的に異常がある場合です。先天的に異常があるとは遺伝子に欠陥があるということです。この場合生まれつきに異常が出る場合と時間の経過と共に出てくる場合があります。
 もう一つは、後天的に悪くなる場合です。
心の持ち方、生活習慣、環境などが関係します。先天的に異常があっても後天的なことに気を付けていれば先天的なことで病気になることは少ないです。生活習慣や仕事のやり方は避けられないものもありますが、その人の心持ちが大きく関係します。心の持ち方が良ければ暴飲暴食もしないでしょうし規則正しい生活も心がけるでしょう。つまりのところ、ほとんどの症状、病気は心の持ち方次第で決まると言うことです。

 心の持ち方はストレスに大きく関係します。イライラ、不満、不安、腹を立てることなどは、自分で自分に作り出すストレスです。また、そのストレスを解消するためにお酒や食べ物に頼ったりします。これでは悪循環です。β(ベーター)エンドルフィンを過剰に放出してストレスを解消するやり方は結果的には自分の身体を駄目にします。物事の見方、考え方を変えること、何事もプラス思考することが自分で自分に作り出すストレスを解消する最も良い方法です。

 話は変わりますが、日蓮証人の教えの中に「八風」という言葉があります。
 これは人間の抱く喜怒哀楽を八つの難しい言葉で言い表したものです。一般的には馴染みのない言葉ですのでこの言葉を使うとかえって分かりづらくなります。
 要するに「私たちが抱く喜怒哀楽は人間として抱く本当の喜怒哀楽ではありません。」ということです。
 生きていく上で怒ったり哀しんだりすることは少しも楽しいことではありません。だったら怒ったり哀しんだりしてはならないということになります。でも、怒ったり哀しんだりすることがまったくなかったら無味乾燥な人間となってしまいます。
 どういうことかというと、怒ったり哀しんだりすることは大切ではあるが、それが生きていく上で楽しくなるようにしなさいということです。

 同じく、私たちが抱く喜び楽しさは本当の喜び楽しさではないということです。その中には健康を害するものから人を傷つけるもの、そして地球の自然を破壊するようなものまであります。
 「八風」という言葉の意味が分かるまでは、どんなに楽しいことであってもそれは一時的なものだと言うことを、そしてそれは、必ず、いつかどこかで苦が生ずるものだということを忘れてはなりません。
 「八風」と言う意味は、これ以上は言葉で言い表すことは出来ません。一人一人が悟るしかありません。つまり人間として正しい心持ちになるということです。
 
――苦をなくすこと、そのためには人間として正しい心持ちを教えてあげること。
          これが私の治療理念の根本となっているのです。――

患者さんはいろいろな症状を持って来院されます。肩がこっている、腰が痛いとか様々です。いずれも患者さんにとっては苦です。まずこの苦を取り除かなければいけません。これは施術を施すことによって可能です。なかには極度に症状が悪化してしまった方がおられ困難な場合がありますが、ほとんどの方は何回かの施術で改善されてしまいます。
 しかし、症状をなくしただけでは本当に治療したとは言えません。なぜならば先ほど説明したようにその症状のほとんどはその人の心持ちから来るものだからです。心の持ち方を正さなければいずれまた再発することになります。従ってその人の心持ちが改善されるようにアドバイスしなければいけません。
 症状としての苦もありますが、人には他にもいろいろな苦があります。そのような苦もなくしてあげなくてはいけません。
 私が整体の仕事を始めたのはお金儲けが第一目的ではありません。今の社会に対して何かをしなければいけないという思いからです。そして整体の仕事はその目的を叶えるためのひとつとして私に適していたものだったということです。
 当初はこの社会に対して何かをしなければならないという思いは漠然としたものでしたが、整体の仕事を通じさらに人間として正しい心持ちとは何かを追求して来たことにより私のしなければならないことは明確となりました。

 人の苦を取ることの中で最も悩んだことは、性的なことです。
性的なことは一時は否定したこともあります。でも最終的な結論は既に述べた通り人間にとって食と同じように大切なものだということが分かりました。
 しかし、患者さんに対してそれをどうしてあげたらよいかは、なかなか結論が出ませんでした。心理学者フロイドも「女性の多くは性的なもので悪くなっている。」と説いてます。ならば性的な苦も取り除くことが必要です。しかし、今の社会において性は秘なるもの、嫌らしいものという考え方が往々にしてあります。その反面フリーセックスという言葉があるように性のあり方が淫らなものとなっています。
 ではどうすれば良いかと言うことになります。
それはお釈迦様の言葉の中に隠されていました。
 お釈迦様はこの世は「苦」だと言っておられます。なぜ苦なのかというと「人間として正しい心持ちでないからだ。」と言ってます。
 この言葉を逆に見ると「苦があるからこそ人間として正しい心持ちになる。」ということになります。
 その人の持つ苦はその人の心を正すためにあるということです。性的な苦もその人の心を正すためにあるということです。性に嫌悪を感じたり秘なるものとしたり卑猥なものとしたり快楽としたりする者には、性的な苦は必要であるということです。逆に性を純粋で清く正しいものとする心があれば性的な苦は必要ありません。もし、そのような方が性的に苦しんでいるならば取ってあげる必要があります。